あなたの周りにはアレルギーで悩んでいる方はいらっしゃいますか?
現代日本において周囲にアレルギーで悩んでいる人がまったくいないという方はほとんどいらっしゃらないのでないでしょうか。
花粉症、鼻炎、アトピー・・・などなど、アレルギーは様々な症状になって患者を苦しめます。
そして、数あるアレルギー症状の中でももっとも患者とその家族を悩ませるもの、・・・それは「喘息」です。喘息は非常に恐ろしい病気で時に患者を死に至らしめることもあります。
そしてその喘息患者は年々増え続け現在の患者数は実に300万人を超えているといわれているのです。
喘息患者は、日々病院に通い予防薬や発作止めの薬を服用し薬漬けになっているのが現状です。
アレルギーは体質の病気なので根治は非常に難しくいまだその方法は存在していません。
しかし、幸いなことに喘息は発作が起きている状態と起きていない状態が交互にあらわれる、いわゆる可逆性の病気です。
発作が起きている時と起きていない時とでは当然のことながら、患者の症状はまったく異なります。
発作が起きている時は、気管支が収縮して呼吸困難におちいり大変苦しい状態になります。
経験者にしか絶対に分からないと思いますが、重度の発作の時には本当に辛い状態になります。
しかし、一方発作が起きていなければ、運動も可能で日常生活にもまったく支障がありません。
発作が起きていない時の喘息患者は普通の人と全く変わらないので、誰もその人が喘息持ちだとは気づかないでしょう。
このような喘息という病気の特徴を考えると、例え根治していなくても発作が起きていない状態を持続させることができれば、健常者とほとんど変わらない生活を送ることが出来るということになります。